藤谷先生の旅日記 第10号
2024.12.24-28
藤谷先生の旅日記 第10号
2024.12.24-28
高知県 馬路村
2024の最後は、四国一周夫婦旅!
2024の締めは、三泊五日で四国一周夫婦旅となりました。前日の雪で道中が心配されましたが、南国は…ぜんぜんちゃーう!特に高知県は、気温が16度もあって、通り道のグラウンドでは、中学・高校球児たちが普通に野球をやっていました。うらやましい限りです。
今回の旅は、家族サービスがメインですが、私としては兼ねてから行きたかった高知県の馬路村の視察をコースに入れ、ワクワクして行きました。
徳島から高知県につながる海岸線の道…、長~いわ!!
今回の旅は、妻が資金を出してくれるというので、徳島まで高速で行きました。
高知県の室戸岬を目的地に設定して、ナビを頼りに行ったのですが、徳島県の東海岸線を走る国道55号が長~い!!5時間ほどかけて昼過ぎに室戸岬に到着しました。(自動車専用道路の設置がほしい。)
太平洋を一望できるレストランで、ご当地「海鮮丼」を注文しました。写真を撮るのを忘れて半分くらい食べてしまった写真ですが、ネタの大きさにびっくりしました。人生で一番おいしい海鮮丼だったような気がします。鯨肉のステーキ丼も人気メニューで迷ったのですが…。次回は、鯨肉のステーキ丼にします。
馬路村到着!!馬路村とは…?
今回の旅の最大の目的地、「柚子産業」で村おこしに成功した馬路村…。全国から視察に訪れる客人が絶えないすご~い村です。「きれいなとこやん!」と妻…。景観もいたるところに工夫が施されています。
人口800人ほどの村で、柚子を栽培してあらゆる「ゆず商品」を開発し、年商30億を超える産業に成長させた山奥の地域創生成功事例です。しかも「柚子の一点勝負」です。
山奥指数(※私が勝手に作った5段階評価のランクづけ)では、大滝と同じくらいのランク4!一番近い阪神のキャンプ地で有名な安芸市まで車で30~40分くらいでしょうか。
高知県出身のデザイナー、梅原真さんのイラストやキャッチコピーが目を引きます!
宿泊先の馬路温泉に着くと、至る所で特徴のあるイラストやキャッチコピーが書かれたポスターが目に飛び込んできました。梅原真さんという高知県出身のデザイナーが、馬路村の魅力を「特徴のあるイラスト」と「心にしみるキャッチコピー」を絶妙に組み合わせて、全国に発信していかれたとの事です。
「ごっくん」とは、柚子を原料とした清涼飲料水の名前です。美味しそうに飲む村人少年のポスターがあったので、まずは自販機で購入して飲んでみました。『うまい!これがごっくんなんや!』なんか、わかった気がしました。
次は、「ゆずの森」工場見学に直行!
3時を過ぎていたので、チェックインまでの時間を利用して、ゆず商品を作っている工場、「ゆずの森」に直行しました。清流に隣接するゆずの森の入口には、お洒落なゆず商品の販売所や、カフェ、パン屋さんが並んでいました。
工場見学もできるとの事で、受付で名前を書いて申し込みをすると、係の方が「最高の笑顔で」工場見学の説明をしてくれて、馬路村のパンフレットとさっき飲んだ「ごっくん」を2本くださいました。「おもてなしの心」を大事にされているのが一瞬でわかりました。
ゆず商品のバリエーションにびっくり!
どんな商品があるのかと興味深く館内を見学していると、何と!ゆず製品が全品紹介されたコーナーを発見!50~60種類もの製品が作られています。
また、工場内には、製品開発の研究室があり、新たな製品開発に向けてスタッフがお仕事をされていました。
また、オフィスには最新の機器(?)がずらりと並び、画面を見ながらネット販売や電話での注文に対応するオペレーター職員が10名ほどいて、ひっきりなしに全国から注文が入っている様子が伺えました。
「そら30億いくわ!!」
ゆずを原料にした化粧品工場も…!
新しい工場もできていて、柚子を使ったスキンケア商品の研究開発、特に種から採れるオイルは、肌なじみがよく潤いを実感してもらえるとの事でした。
宿泊先「馬路温泉」にチェックイン、お肌つるつるの美肌温泉!
案内された部屋は、馬路村の清流を眼下に見下ろせる最高のロケーション。(トイレが部屋になかったのが残念…)すぐに温泉に入りました。露天風呂と内風呂が一つずつのコンパクトな温泉でしたが、泉質は、ぬめり感のあるお肌つるつるの美肌温泉でした。
夕食もゆずをつかった料理や地域食材をふんだんに取り入れたオリジナルメニュー!柚子という果物は、まさに万能!どんな料理にも合う!そう感じずにはいられない「全部おいしい」メニューでした。
お土産は、お手ごろ価格で品数充実! しかも、現地で買うと安い!!
3泊5日の1泊目でしたが、お土産コーナーが充実しすぎていて、大量にお土産を買ってしまいました。柚子ポン酢、柚子みそ、柚子ジャム、ゆず酒、ゆずソープ、ゆず漬けの素、ゆず茶…。全てに、梅原真さんのイラストとひと言メッセージが書かれ、商品をデコレーションしています。しかも、現地価格は1割~2割ほど安かった。
旅のまとめとして…
2泊目の愛媛県道後温泉食べ歩き、3泊目の香川県城山温泉も納得の内容でしたが、各地の町おこしを紹介する「藤谷先生の旅日記」の趣旨がぶれるとあかんので、今回は省略します。恐るべき「馬路村!」大滝地区でも「ゆず栽培」有りかも…。サルも柚子は食べないそうです。笑笑