藤谷先生の旅日記 第9号
2024.11.7-8
藤谷先生の旅日記 第9号
2024.11.7-8
岡山県 西粟倉村
西粟倉村へ一泊二日の弾丸車旅!!
今年度2回目の西粟倉村訪問…。
今回の訪問は、地域おこし協力隊の山口壮太さん、そして愛荘町の地域おこし協力隊の綿谷駒太郎さんが、西粟倉村の一般社団法人Nestさんの「Pocket」の活動を視察に行かれるとのことをお聞きし、同行させていただくことにしました。
忙しい2人なので、7日朝に出発して翌日の朝には現地を出発するという短期間の訪問となりましたが、3人で行き帰りの車中や宿泊先での夜に色々な情報交流や人生相談ができ、とても有意義な視察になりました。
高速道路を使えば3時間で行けるやん!!
前回の5月の訪問…。
プーの私は経費節減のため「オール一般道」で行ったので、たしか…9時間ほどかかったのですが、今回高速道路を利用するとなんと3時間で着くではありませんか!
「人生、せこく生きるのも善し悪しやなあ!」と感じます。
11時過ぎには西粟倉村に着き、最高に美味しいタイカレーが食べられる古民家カフェ「あるの森」へ2人を案内しました。
「あるの森」のタイカレー、忘れられない味!うーん、これこれ!!
最高においしかったという記憶はしっかり残っているのですが、具体的にどんな味かと聞かれると…返答に困りました。「百聞は一見に如かず」、昼食は「あるの森」のタイカレーを食べに行きました。
一口目を口に入れた瞬間!「うんうん、この味、この味!…」と何回も繰り返す自分がありました。半信半疑だった2人も、一口食べた瞬間に「うまっ!」と連発していました。
皆さんも、西粟倉村の近くに行かれるようなことがありましたら、ぜひぜひ食べに行ってください。マジで美味しいです。
次に西粟倉小学校へ!~永幡教頭先生ありがとうございました。~
一般社団法人Nestの視察は、3時からという事なので、その前に西粟倉小学校を訪問しました。
2人の取り組んでいることが「子どもの居場所づくり」というテーマなので、地元の小学校の状況も知っておくのがよいのでは…と、前々日に永幡教頭先生とアポを取らせていただきました。
ちょうど昼休みの時間で、運動場で遊ぶ子供たちから「だれなん?」って笑顔で声をかけられました。よそ者を受け入れる雰囲気が子どもたちにも育っているのかもしれません。
前回お会いした高本校長先生は、三日間の出張でお留守でしたので、永幡教頭先生が対応してくださいました。Nestのスタッフ(村で採用している地域コーディネーターの今居さん)が、地域のゲストティーチャーと小学校とのつなぎ役をしてくださっていて、担任たちはとても助かっているとの事でした。
道の駅「あわくらんど」と「あわくら会館(役場、図書館、体育館等の複合施設)」を見学!
その後1時間ほど時間があったので、道の駅「あわくらんど」でお土産を買いました。キノコ類、リンゴ、柿、ミカン等の果物類が、とても安価で売られています。
また、西粟倉村の役場がある「あわくら会館」を勝手に見学しました。すべての職員がワンフロアの中で仕事していて、見るからに風通しの良い連携ができているのではないかと想像しました。
また、同じ建物の中に村議会の議場、図書室、各種交流スペースが設けられていて、「行政と住民との距離の近さ」を感じるものでした。
いよいよ、一般社団法人「Nest」へ!
代表の福岡要さんと、地域おこし協力隊の青木さんが笑顔で出迎えてくださいました。
先ずは青木さんが、施設内を案内してくださいました。元々は高齢者の福祉施設として建てられた施設だったそうです。その施設を無償で村から借り受け、一般社団法人「Nest」が指定管理しているそうです。
建物の内装も自由にリフォームすることができ、財団の補助を受けて、宿泊スペース(12名宿泊可)、シアター、アート作業スペース、生き物飼育スペース、料理研究室、フリースペース等が設けられています。
また、本屋さんが無い西粟倉村なので、小さな本屋さんと文房具屋さんを合体した「化猫堂(ばけねこどう)」も設けられていました。
残念ながら、その日の参加は1名でしたが…
「Pocket」に参加している子ども、(小4~高3)がこの日は少なくて1名。今居さんとマンツーマンで自分のやりたい活動をしていました。
基本的に参加した子どもたちが自分のやりたい探究活動に自由に取り組みます。
西粟倉の生物の研究、アート活動、料理研究…子どもたちの自由意思で探究する分野を決められるそうです。
夕食は、福岡シェフのチャーハンと中華スープ!
夕食は、「地域食堂」として、子どもも大人も申し込めるそうです。今日のメニューは、チャーハンと中華スープ。
誰が作るのかと思いきや…代表の福岡さんが調理スペースにこもって、この日の8人分の夕食を作ってくださいました。美味しかった!
宿泊スペース「ねどこ」はこんな感じ!
子どもたちの宿泊体験、外部からの視察の受け入れなど、幅広く利用されているようです。一人ずつ壁で区切られていますが、山口さんは私のイビキがうるさくて寝られなかったそうです。…(ごめんチャイ)
夜は、地元の温泉に入って、麓のコンビニでつまみを買い込んでミニ宴会をしました。夢のある若者としゃべるのは楽しい時間でした。
旅のまとめとして…
今回の旅は、目的が絞られていたので無駄のない旅でした。
それに比べて普段の私のひとり旅は「無駄だらけ」です。しかしそれは、年中日曜日の者の特権として受け止めるとともに、その「無駄」の中に、「ええこと」もあったりします。その理由は、また教えます。
3人で、「またぜひ視察旅をしましょう!」と硬い約束をして滋賀に戻りました。Nestの皆さん、お世話になりました。ありがとうございました。