藤谷先生の旅日記 第2号
2024.5.9-11
藤谷先生の旅日記 第2号
2024.5.9-11
兵庫県 新温泉町
第2回遠征は、兵庫県新温泉町へ!
ゴールデンウィーク明けの、世間が仕事モードになるタイミングで、「年中日曜日」の私は第2回目の遠征に出ました。今回はまさにネーミングそのものに惹かれて、「新温泉町」に行くことにしました。
強風で大荒れの日本海側の一般道をひたすら走り、今回も経費節減の遠征を行いました。
今回は、到着後すぐに温泉へ!
「新温泉町」だけに、めっちゃ期待して温泉に向かいました。3つの日帰り温泉「ユートピア浜坂」、「ゆーらく館」、「薬師湯」があるのですが…。
まずは、「ユートピア浜坂」に直行して長距離運転の疲れを癒しました。しかし、温泉というよりは、普通の「お風呂屋さん」でした。少々期待していた温泉とはイメージが違いました。
新温泉町は、豊富な湯量で一般家庭にもごく普通に温泉が引かれているとのことです。古くから温泉が生活に根差したものとなっていて、「お風呂=温泉」という感じです。
夕食の食材を求めて地元スーパーへ!
地元のスーパーへ夕食の食材を買いに行きました。夜の7時過ぎだったのですが、なんと!海鮮コーナーが軒並み半額!その安さに驚愕しました。よく考えれば、新温泉町は日本海に面した町で、海の幸の宝庫です。
大きなぶりの刺身が10切れ入ったパックがなんと!150円!半額になっていなくても300円という安さです。カニのむき身が山盛り載ったちらし寿司が250円!大きなうなぎのかば焼きが半身ほど載ったうなぎ弁当が300円!本マグロの握りが200円!
食べきれるかどうかは眼中になく、「夕食を作っている場合ではない!」と思い大量購入しました。もちろん食べきれず、カニちらし寿司とうなぎ弁当は、翌日の朝食、昼食になりました。
今回もまずは町役場へ!
今回もアポなしで、役場に向かいました。役場の方に迷惑がかからないように目的を小さく絞って、「地域おこし協力隊の活動について教えてください。」と受付で依頼しましたところ、商工観光課の伊森拓也係長さんが対応してくださり、Uターンで地域おこし協力隊をされている松浪 純さんと、上山高原ふるさと館で「エコミュージアム」事業をされている高原 彩希さんとに繋いでもらいました。
Uターンで地域おこし協力隊をしている松浪純さん!
浜坂駅前にある「まち歩き案内所」を拠点に活動されていました。突然の訪問にもかかわらず美味しいコーヒーでお迎えくださいました。
Uターンして地域おこし協力隊をされているということですが、職歴は、盛りだくさん。姫路市に出て、サラリーマン、車屋さん、焼き鳥屋さん…などを経験されたのち、「地元に帰ってこないか?」との誘いを受けてUターンされたそうです。
目的は、①地元の困りごとを解決したい。②お世話になった人たちに恩返しがしたい。③地域住民や農業従事者と行政とのパイプ役(中間支援)をしたい。この3点を話されていました。
大学卒業後、新温泉町の地域おこし協力隊になった高原彩希さん!
新温泉町をネット検索していたら、「エコミュージアム」という耳慣れない単語が見つかり、興味を持ちました。上山高原や周辺集落を「博物館」に見立て、トレッキングをメインとしながら、四季折々のさまざまな体験活動を企画されているそうです。
大滝エリアでも、即実践できそうな活動がたくさんあると思いました。高原さんは、協力隊員3年目となり、今年度中に来年以降の事を決めなければならないので悩まれていました。現在のNPOの財源では、とても高原さんのお給料を捻出することは難しく…。
そんなことを話していると、午前にお会いした松浪さんが軽トラで登場!「もう今日は、先生に一日付き合ったげるわ!」と…。
軽トラに先導されて町巡り!
松浪さんの軽トラについていって町巡りをすることとなり、高原さんも「私も行っていいですか?」ってなって、松浪さんの実家のある湯村温泉の町巡りをさせていただきました。
軽トラでゴイゴイ走られるので、私のキャンピングカーは付いていくのが精一杯。湯村温泉のレアなバックヤードをいろいろ案内してもらいました。
交流施設「TOJI」、地域おこし協力隊の阿瀬宏太さん!
町巡りの途中で、湯村温泉のバス会社事務所をリノベーションした「TOJI」に寄りました。ここには移住者向けの情報発信や支援をする「ほっとらいふ」や交流スペース、ワーキングスペース、研修スペースがあり、地域おこし協力隊の阿瀬さんがお仕事をされていました。
移住者の相談や見学は土日が中心となるので、役場職員では対応しにくいということで、新温泉町では移住者の受け入れ対応は、地域おこし協力隊の阿瀬さんに丸投げされているようです。
フットワークよく動けることは利点ですが、「丸投げ」は如何なものかと思います。しかも、地域の事を十分に知らない地域おこし協力隊に一任するのは無責任かと…。
二日目の温泉は薬師湯へ!
湯村温泉の「薬師湯」に行きました。「これぞ、温泉!」と感じる風情のある温泉で大満足しました。
すぐ近くには「荒湯」と呼ばれるスペースがあり、だれでも野菜や玉子などあらゆるものをボイルできるようになっていました。私も車から生卵を取り出し、荒湯に行って「温泉卵」を作りました。
夕食にご飯を炊いて温泉卵をかけて食べましたが、最高級の味でした。
旅のまとめとして…
今回の遠征は2泊3日という限定だったので、じっくりというわけにはいきませんでしたが、やはりネットに書かれている記事を読むだけでは、本当の姿はわからないということを確信する旅になりました。